2015年3月6日 第8回超寿命材料産学官研究会シンポジウムを開催いたしました。

無題2015年3月6日に本学共同研究推進センターにて第8回「超寿命材料産学官研究会 シンポジウム」を開催いたしました。
今回は、疲労損傷の話題を中心に、講演を構成いたしました。前半では特別講演として、東京大学大学院工学系研究科の中尾政之先生にピッチング発生のメカニズムに関わる研究について特に独自の新規計測技術を中心にお話をいただき、またチェコ共和国Institute of Physics of Materialsの Prof.Ivo Dlouhy先生には研究所の紹介とIPMで行われている研究のTopicsをご紹介いただきました。
休憩後の後半では、本GMI研究拠点で活動中の「表面硬化部材の疲労損傷研究部会」の疲労損傷に関係する共同研究の状況を、3人の主査の先生から報告いたしました。今回も、企業関係者を中心に30名を越える参加があり、熱心に聴講及び質疑が行われました。また、終了後には恒例に従って情報交換会を行い、講演内容その他の話題について意見交換、情報交換を行いました。

■プログラム
<特別講演1>
ピッチングはマイクロクラックから起きる(ことを証明するのが難しい)
東京大学大学院工学研究科 中尾政之

<特別講演2>
Introduction to Institute of Physics of Materials and Its Activities
Institute of Physics of Materials(Czech)  Ivo Dlouhy

~~ 休憩  ~~
<GMI研究拠点 表面硬化部材の疲労損傷研究部会活動報告>

転動ピッチングWG活動状況 ~SCM420浸炭材の高面圧下ピッチングとき裂形成
横浜国立大学工学研究院 (疲労損傷研究部会主査) 梅澤 修

軸・曲げWG活動状況 ~SCM435鋼窒化鋼の軸疲労と回転曲げ疲労
神奈川県産業技術センター 高木眞一

ねじりWG活動状況 ~ショットピーニングによるねじり疲労強度向上と表面欠陥の無害化
横浜国立大学工学研究院 高橋宏治

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