2016年2月2日に超寿命材料産学官研究会シンポジウム(コンクリートGr)を開催しました

平成28年2月2日、理工学部講義棟で第9回の超寿命材料産学官研究会シンポジウムを開催いたしました。今回は、コンクリートグループの細田准教授の企画により、特別講師として仙台建設業協会副会長の深松 努様((株)深松組 代表取締役社長)においでいただき、特別講演をしていただきました。深松様は仙台で東日本大震災の復興において最前線で重要な役割を果たされてきた方で、その経験を踏まえて東日本大震災発生直後から今日まで被災地の現場で何が起きていたか、震災を経験して何が分かったか、また震災を教訓にして今後何をしなければいけないか、等について現場で動いた人でないと分からない臨場感あるお話を2時間に亘ってしていただきました。それは、マスコミを通じて我々が知っている話とは大いに異なる現実で、シンポジウムに参加された皆様は、シーンとして深松様の話しに聞き入っておられ、2時間はあっという間に過ぎたという印象を持たれたのではないかと思います。深松様の貴重なお話を伺い、災害現場の最前線で働く人たちのひた向きな使命感に感動すると共に、土木建設業の社会に対する貢献の大きさ、役割の重要性を改めて認識させられました。
シンポジウム終了後の懇親会でも、深松様のご講演の余韻さめやらず、もっぱら震災復興現場の厳しさ、土木建設業の重要性、等について強く共感・共有されたようでした。参加した土木建設業を目指す学生からも、この業界へ進むことに強い意欲をもつようになったとのコメントがあり、教育的な側面からも大変有意義なシンポジウムとなりました。

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■ プログラム
13:00~14:00 : 講演
「復興道路のコンクリート構造物の品質確保・耐久性確保の最前線」
_                         横浜国立大学 准教授 細田 暁
14:00~14:40 : 研究発表
「表面吸水試験(SWAT)の最新動向と品質確保での活用」
_                       横浜国立大学 細田 暁, 小松怜史, 他
15:00~17:00 : 特別講演
「 東日本大震災 現場からの証言 復興に向けての課題と提言 」
_                        仙台建設業協会副会長 深松 努 氏
17:00~18:00  懇親会

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