平成28年度第三回研究会2nd YNU-ACES Workshop on Energy Related Materials and Devicesを開催いたしました

日 時:2017年3月11日 9:20~17:30
場 所:神奈川県民ホール(大会議室)
参加者数:67名(うち企業参加者11名)

2017年3月11日に神奈川県民ホール大会議室にて、クリーンエネルギー材料産官学研究会平成28年度第三回研究会「2nd YNU-ACES Workshop on Energy Related Materials and Devices」を開催いたしました。横浜国立大学はオーストラリアのCentre of Excellence (COE)の一つであるAustralian Centre of Excellence on Electro-materials Science (略称ACES)の海外拠点校となっています。今回、ACESと本学が合同で第2回ワークショップを開催し、燃料電池や蓄電池などのエネルギーデバイスおよびこれらに関連する材料について講演及び意見交換を行いました。
ワークショップオーガナイザーの渡邉正義教授が開会の挨拶をしたのち、オーストラリアのDeakin大学のProf. Maria Forsyth教授にリチウム二次電池の電解液として期待されているイオン液体に関してご講演していただいた。Monash大学のProf. Douglas MacFarlaneには光触媒を用いたアンモニア合成に関してご講演していただいた。本学からは、先端科学高等研究院の石原 顕光 特任教員(教授)が燃料電池の非白金触媒の開発に関して、環境情報研究院 跡部 真人 教授がマイクロリアクターを用いた有機電解合成に関して、工学研究院 小久保 尚 特別研究教員が高分子アクチュエータに用いられる材料に関して講演を行った。さらに、オーストラリアおよび横浜国立大学の若手研究者および大学院生が研究発表を行い、活発な質疑応答が行われた。
また、日本におけるエネルギーデバイスおよびこれらに関連する材料に関しての研究開発状況を紹介していただくため、首都大学東京の金村聖志教授と九州大学の佐々木一成教授をお招きし、ご講演していただいた。金村教授からは科学技術振興機構(JST)のプロジェクトである次世代蓄電池ALCA-SPRINGの概要について、佐々木教授からは九州大学のWorld Premier International Research Center (WPI) 事業の中心である水素エネルギー研究についてご紹介していただいた。
ワークショップの参加者数は67名(横浜国大:38名、オーストラリア:16名、企業等:13名)であり、日本およびオーストラリアにおけるエネルギーデバイスに関連する最新の研究開発状況について情報および意見交換の場として非常に有意義であった。

⇒ プログラム

ワークショップ会場の様子
ワークショップ会場の様子

質疑の様子
質疑の様子

This entry was posted in What's New. Bookmark the permalink.

Comments are closed.