3月15日 GMI研究拠点疲労損傷研究部会 特別講演会を開催しました

横浜国立大学工学研究院GMI研究拠点疲労損傷研究部会では、福井大学より岩井善郎 理事・副学長を招き、特別講演会を下記の通り開催致しました。

日時:平成30年3月15日(木) 13:00-15:00
会場:横浜国立大学共同研究推進センター(N9-2)211セミナー室
講師:福井大学理事・副学長 岩井 善郎 氏
演題:「MSE表面強度評価・解析技術 」
内容:「マイクロスラリージェットエロージョン(MSE®)試験法」は、材料表面のマイクロ・ナノスケールでの機械的特性評価法であり、福井大学で開発され、数µmのセラミック粒子の衝突によるエロージョンを応用した新しいタイプの試験法であって、様々な材料の表面強度特性を迅速に評価することができるものです。MSE法は、従来の機械的特性評価試験法と差別化した評価項目、代表的には強度の表面から深さ方向の分布、投射粒子の大きさや形状あるいは投射条件を変えることにより様々な破壊形態の強度特性の材料のポジショニングなどが見える化できると考えられています。従来の試験法に加えてMSE試験によるマイクロ・ナノスケールの材料特性情報の取得は、次世代のナノサイズのもの作りに必要不可欠とされる材料に内在する特性などの評価・解析に貢献するものと考えられています。岩井先生はMSE法に関し、研究の背景、歴史から特長、エロ―ジョン面の観察とメカニズム考察、表面の機械的特性評価の可能性、評価事例、適用事例、今後の展望等々にわたり、細かく、丁寧に説明されました。疲労損傷研究部会の会員と外部からの参加者含め総勢23名の参加者があり、熱心に聴講した。

講演風景

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